正しい日本の農村の姿を見せてくれる、高千穂の峰のふもとにある
人口5000人の小さな農村、霧島町にある製造石数800石ほどの小さな蔵元です。
明治44年創業以来「花の露」「大浪」「明るい農村」
といった銘柄で地元霧島町民に親しまれてきました。
写真のかめ壺は“江戸がめ”と言われる古いもので
平均540リットル入りの“3石(ごく)がめ”と呼ばれています。
霧島山系の清らかな仕込み水を用いてすべての工程を手造りで行っています。
■「百姓百作」のスピリットが込められた4つの味わいが新たに蔵出しされました。
霧島町蒸留所さんのある鹿児島県霧島にはたくさんのお百姓さんたちがいます。
お百姓さんは田んぼで田植えから半年の時間を費やし米を育てます。
同時に、畑ではトマト、ナス、かぼちゃ、いんげん、大根、にんじん、ごぼう、里芋、レタス・・・など、
季節ごとに色んな種類の野菜を作ります。そして間伐をしたり薪木を集めたりの山仕事。
自宅では牛や鶏を飼い、世話をしつつ、仕事の合間には、鳥小屋などの、必要なものを何でも自分で作ります。
自然が相手なので、たとえ思うとおりの収穫ができなくても、どこにも文句は言えません。じっと耐えるのみ。
こうやって、百の仕事をするから、「百姓」なんです。
そして必要な物を、何でも作るから「百作」です。創意工夫の世界、それが「百姓百作」です。